2015年3月23日月曜日

影絵一座 上演しました!





カメの翼君影絵一座の活動がはじまった。
琵琶湖は2014年11月より、よみあわせ
静岡では1月からはじまた。
どんな役でもこなせるようにどんな役の台詞も読み込んだ。
琵琶湖のアゴラの子供たちは、家でも練習をやった。
漢字が読めない所はお姉ちゃん、お兄ちゃんがルビを打てくれた。
お母さん、お父さんも参加した。
アゴラの卒業生の二十代のおねえさん、お兄さんも参加した。
4歳から大人までの影絵一座。
3月1日にはアゴラで上演。
3月8日には、琵琶湖の野鳥センターでで上演した。
大変出来のいい影絵劇でした。
来年も同じ題目で演じます。
5年続けます。
今一年生の子は5年生になって修了します。
何処まで上達できるかな。
そんな長いスパン、続ける事の意味を
今だから感じてほしいと思います。
この社会で表現する意味とは・・・
プロバガンダに使われる表現
悲しい表現・・・
今だからこそ、生きる意味を思考する。
今だからこそ、自分と言う存在を思考する。
今だからこそ、個を大事にする。
表現は秀でる事ではない。
今一番大事な事を互いが伝える事だと
強く思います。
ーカメの翼君影劇、琵琶湖の模様。2015年3月8日ー










































池田さんは、春の鳥の様子を見せてくださいました。
望遠鏡をこの部屋に二台持ってきてくださって、今の鳥の様子を観察します。
いい体験ですね、本当に!



















































今日が穏やかな琵琶湖です。

さて、15時です。影絵劇をはじめます。
六年生のM君とG君がご挨拶します。
二人とも大変上手に挨拶できました。アドリブでもはっきり言葉を出して言い挨拶です。

裏舞台では、おばちゃん先生と、大学生のS君と、機織り職人の彩子さんが影を動かします。
お母さんたちもスタンバイ!子供達もスタンバイ!























































みんな「カメの翼君」に引き込まれて行きます」

バックミュージックは、ジョンレノンのイマジン♩

お客さんは少なかったけれど、大変いい影絵劇でした。
みんなよく頑張ったね!おつかれさまでした。

最後に静岡から持ってきたうなぎパイを食べました。
みんな椅子にちゃんと座って食べてます。









静岡のアゴラにて上演 2015年 3月1日

3月1日日曜日、アゴラで「カメの翼君」の影絵劇を開催しました。子供たち全員参加、お休み数人いたけれど・・・
お母さんと二人参加しての影絵一座です。横から見たらこんな感じ。演じる側と観客と。。。たくさんのお客さんが来てくださいました。子供達も一生懸命演技します。五年生のIちゃんと、S君は影絵を操ります。二人の表現で、環境設定が整います。すごい、すごい!表現者!五年のH君は、ネズミを上手に演じます。感情移入がすごいですよ!男も演じました。大きく成長しましたね、H君。みんな前に出て挨拶です、
お母さんたちお父さんたち、弟、妹、おばあちゃん・・・たくさん見に来てくださって、80人はきてくださって・・・最後に先生制作豚汁をみんなでいただきました。おいしかったね!みんなに3倍お変わりしました。
皆様おつかれさま、そして来年も宜しくね!


























by terada
,

2015年3月6日金曜日

春の展示会『三人のわたし展』開催中!

本日より『3人の私展』開催!
3月6日(金)〜3月15日(日)
11:00〜18:00(月休み)
開催場所:アゴラ子ども美術工場
 (静岡県掛川市千羽1679)


3人・・・中村彩子・はないみほ・成田侑未子

中村彩子作品 ・・・工芸作品・水彩画・色えんぴつ画  etc
はないみほ作品・・・水彩画(桃源郷)絵本「僕のサイ」原画
成田侑未子作品・・・水彩画、アクリル、ポスターカラー、デジタル画

是非見に来てください!


by terada



2015年2月1日日曜日

彩子の糸と線が織りなす展 本日修了!


皆様、展示会に来てくださってありがとうございました。
彩子さんの作品は、丹誠込めて、時間をじっくりかけた丁寧な作品でした。
今時間をかける事を無くしてしまった日本に、新たな発見と、古き時代の大事なものを見せていただいたような気がします。
彼女は今、日本伝統の西陣織職人として、一日10センチの世界で生きています。
絹糸を大きな、重い木の機織りを扱ってパタンパタンっと織っています。
鶴の恩返しのようなそんな情景を浮かべます。
今、グローバル化を推進する世界は、大量生産の機械化により、安いものがニーズとなり、丁寧なものよりおおざっぱに作られたものが主流になりました。
その時代が中身の無い日本を作ってしまったのかもしれません。
だから見直す・・・生き方を。
かの女の表現は時間の大切さを教えてくれました。
毎日毎日、丁寧に繰り返した末に出来た作品。
彼女の作品が展示してあるアトリエは、ゆったりした懐かしい空気が満たされていました。
ありがとうございました。
彩子の糸と線の織りなす展
2015年1月10日(土)〜2月1日(日)
11時〜18時まで(月・金休み)
場所:アゴラ子ども美術工場
静岡県掛川市千羽1679
☎:0537−27−1428







記事 terada

2015年1月5日月曜日

彩子の糸と線が織りなす展

彩子の糸と線の織りなす展
2015年1月10日(土)〜2月1日(日)
11時〜18時まで(月・金休み)
場所:アゴラ子ども美術工場
静岡県掛川市千羽1679
☎:0537−27−1428

 2014年12月30日の琵琶湖の夕日
今年のKAMEの翼プロジェクトの選考者のもうひとりは、中村彩子さん。
彼女はアゴラ子ども美術工場を高校時代に知った。
美大を受験するためにデッサンを習いにここを訪れた。
この教室に自転車で通い、月謝も本人がバイトで貯めた。
この場所を彼女は大事な場所だという。
その後、秋田県立美術短大へ受験。
静岡から雪の多い秋田への旅立ちは彼女にとって大変過酷だった。
けれど、毎日学校には一番早く来て、前の席を陣取り、帰りは一番最後に帰った。
そんな余す事なく二年間の美術大学の時間を大事にした。
彼女の卒業作品は、その大学が買い取った。買い取り賞となって、今も秋田県立美術大学に保管されている。
その後彼女は、京都の西陣織職人となって、毎日10センチの織の世界に身を置いている。
彼女は工芸を愛した。
つむぎ、染め、織りに魅了された。
そして8年・・・職人として日々日本伝統の織、西陣織を続けている。
職人としての生活は大変だ。
過酷な寒さ、熱さが職場にはある(生糸を扱うだけにいろいろと温度の調整は大事であり、また機織りは大変重量あるもので、か細い彼女にとって重労働。)
その上、古今の社会状勢・・・表現者として思う事ありとて、彼女の本当の居場所って・・・
そんな時、琵琶湖にアゴラが出来た。
湖のアゴラ(湖北野鳥センターでの造形教室)2013年11月より彼女は琵琶湖に通い始めた。
彼女は、幼児、小学生に混じって子供の時に出会いたかったアゴラの教室に大人になって通い出したんだってうれしそうに言った。
そんな彼女、中村彩子さんが選考者になった。

1月1日、彼女の作品風景を見に行った。
アトリエには大きな羽を想像する絵が飾っていた。
これは?って聞いたら、これはトンビをイメージした絵です。と彼女は言った。
トンビ・・・
実は五月にトンビが野鳥センターに捕獲されていた。
羽を痛めてもう飛べないトンビ。そのトンビを見て彩子さんは想像をかき立てられた。
ちょうど、その時、大事な小学5年生のお友達を亡くした。
野鳥センターでは羽を直接触れる体験をした。
鳥のはく製を目の前でいっぱい見た。
そんな様々な体験が彩子さんに入っていった。
鳥が羽ばたき、琵琶湖のそらに飛んで行く。
苦しみながらも夕日の中に煙のように、糸のように消えて行く・・・彼女の思いを感じ取れるいい作品。

大きな柿の木の枝にペインティングと絹と毛糸(自分で紡いだ)の蜘蛛の糸。
この蜘蛛の糸は、野鳥センターでやった蜘蛛の糸の表現活動にヒントを得た。
丁寧に蜘蛛の糸のように、絹の糸や羊の紡いだ糸が枝から枝へ渡り歩く。美しい蜘蛛の糸。


 風邪でダウンしながらも制作活動。
柿の枝にペインティング。面白い線。
この線は柿の木目を見ていると見えてくるんだよって彼女曰く。


 柿の木の作業の途中に麻の糸で買い物かごを編んでいた。
これも彼女の作品。
インドネシアに行くと、麻の買い物かごを上手に現地の女たちが作っている。
すごくすてきなんだ〜って彩子さんはうれしそうに微笑んだ。
畳に足を投げ出して麻ひもを腰に撒いてせっせと編んでいる様子を見ると、もう糸を操る職人です。
 上の写真の青や緑の糸も彼女が染めました。
 展示会場のアトリエには彼女がひたすら仕事の合間に編んだ絹の糸が垂れ下がる。
これはテントの骨組みなんだよって。


 他にも、織の作品を展示。
花柄の織は、緞帳の織りなんんだそうです。学校の体育館の緞帳の織はこんな風に織るのです。
展示されている毛糸は、羊の毛を刈り取って、その刈り取った毛にはゴミがいっぱいついているのだという、。だからそのゴミを取り除くのにすごい時間がかかります。そして自分で紡いで、自分で染めて作り出したオリジナル毛糸。行程時間八時間。大事な大事な毛糸の展示。
他にも手作りの毛糸でできたかわいいがま口、面白い生き物を展示。
面白い生き物・・・もしゃもしゃ君といいます。
このアトリエに住んでいるんだそうです。トテトテと歩いて、錦糸のクズ糸を食う生き物。
二階の窓から光が入るとトテトテと動き出して錦糸を食って金糸を纏うもしゃもしゃ君。
お尻はうずまき、目は木の実を手足は鳥?
そんな不思議な生き物がこのアトリエには展示していますよ♩
彩子さん作品のコメントより・・・

『ゆらり、ゆらゆら、ふわり っふ』・・・下の絵
野鳥センターで翼を失ったトンビを見た。
狭く薄暗いゲージの中蹲るようにしてじっとしていた。
このトンビは自身を癒す為に動かないのか、飛べなくなった事で何か無くし何かを得たのか、喪失感はどれほどなのか・・・私には想像するしかない。
雲の色、水の感触、風、夕暮れの空、自力での狩り、
もしこのトンビが人間のような心があるのだとしたら、壊れないで(諦めないで)欲しいとと思う。
もし諦めてしまう時、このトンビは静かに静かに揺らめき、煙りの様にゆらゆら。ふわりとすべてのものにとけ込んでいくんじゃないだろうか。
後にトンビは死んでしまったと聞いた。






『もしゃもしゃ君』

アゴラのギャラリーに住み着いている。
光と影の狭間のチラチラ、チロチロしている所をよく見ると姿が見えるかも。トテトテトテと足音がする。
好物は木の実、特にドングリ。  あとはホコリ。
苦手なものは湿気。
いつもは二階から下りてこないが今日は階段まで来てくれた。


『羊の毛』   ・・・がま口三個
狩られた羊の毛お状態からゴミを丁寧に取り除くながら、固まった毛を解かしていき、余分な汚れや油分を取り除き、染色して毛の向きを整える。そこからフエルト化させるか、糸にするか。いろいろな過程を経て8時間。
たった200グラムの毛の糸にする事の贅沢さ。
勿体なく使う事が出来なかった綿毛。今回フエルト化させてがま口を造ってみた。


『夕暮れ時』   ・・・小さな絵
家に帰る時に何とも言えない胸が詰まる時がある。
夕暮れ時の玄関先の明かりが灯る。
夕飯の作る音、匂い、暖かい空気が冷えて行く感覚。
無性に嬉しくとも哀しくともなる時間帯。
学生の時、窓の外に感じられた。
自分が研ぎ澄まされていろいろモノが感じられ、とにかく今の時間を描きたくて、描いた。今回スケッチブックを整理している上で捨てる事が出来ないと思い、額に入れてしまう事にした。


『覆う』      ・・・テントの骨組み
材料は絹糸、毛糸、麻、ととにかく鎖編みをひたすら編んだモノ


『カゴバック』    ・・・麻バック
材料:インドネシア産アゲル紐

初めて図から起こし自分の欲しい大きさ、形を作った。



記事 miho


〜お願い〜
KAMEの翼プロジェクトは、若者の羽ばたきを支援する10年プロジェクトです。
静岡、東京、京都、沖縄、滋賀その他各地の「KAMEの翼」を窓口に、1000人のサポーターを集めています。
プロジェクトメンバーと共にご協力をお願いします。
一口10000円 or 一口5000円の資金サポートをお願いします。
(一口10000円というと大きな金額ですが、この10000円はつまり10年間を通して年間1000円のサポートしていただくという意味であります。ですからその趣旨をご理解くださいますように。)一年1000円を10年間サポートしてくださる大人が1000人集まれば、若者に大きな夢と希望を提供できます。その夢に是非とも賛同してください!


郵便振込にてお願いします。
口座0890−8−127927  KAMEの翼プロジェクト まで
もしくはKAMEの翼プロジェクトの事務局に振り込み用紙がございますので、お連絡ください。



2014年11月25日火曜日

アゴラよりお知らせです。

小児科医・山田真医師の講演会のお知らせです。

今までアゴラ子ども美術工場では、子どもたちに優しさを伝えてきました。
いつも見守る先生がいました。
2010年、KAMEの翼プロジェクトを立ち上げた先生。
いつも穏やかだった先生が言葉を出して行きました。
そして4年、政治についても語る機会をつくりました。
こんなこと誰だってやりたい話ではないのです。
危うい、危機を持っているから言葉を出し、大事な人をお招きし、伝えてもらうのです。
この声が届きますでしょうか?
どうか届いてください。
どうか今日本が何処の時点にいるのかを気づいてください。
穏やかな人が言葉を語り始めている意味を感じてください。





上記チラシのとおり、アゴラ子ども美術工場にて12月14日に小児科医・山田真先生の講演会を開催します。
定員:50名のため、連絡順です。お早めの連絡お願いします。
(☎ 0537−27−1428 アゴラ)

ー開催にあたってー

里山にあるアゴラ子ども美術工場は、3歳から18歳までの子どもたちがいる居場所。
自然と造形を通して子どもたちに”あなた自身が大事ですよ、優しさが大事ですよ”って伝えています。
2011年、福島原子力発電所の事故が起きました。この時を境に、世の中は変わって行きます。その後、政権が変わり、特別秘密保護法、集団的自衛権行使容認、武器輸出等と政治は平和から遠ざかっているように思います。
今、様々な不安が私達を覆っています。
その不安を解消するにはどうすればいいでしょうか?
ネット、新聞、テレビからの情報に『本当にそうなの?』と問いかけてみましょう。
人が生きて行くために大事な感覚、”怖いという感覚”は身を守り、未来へ繋げます。研ぎすませて、当たり前に『怖い』と口に出しましょう。
”ニュートラルな人々との交流は新たなコミュニティーを創ります。”
アゴラ子ども美術工場は、ニュートラルな目線の方との交流、新たなコミュニティー創りを提案します。
キーワードは子どもと自然
今回は小児科医であり、震災後福島に行き来し、福島の子どもたちの健康をずっと見守ってこられた山田真先生をお招きし、これからの日本の未来についてお話していただきます。
子どもの一番側にいる親御さんたちと一緒に子どもの未来について考えましょう!
多数のご参加お待ちしております。



山田真氏
・小児科医
・東大医学部卒業
・現在、東京都八王子市八王子中央診療所理事長
1967年東京大学医学部卒業、その後、上記診療所勤務しながら公害、医療被害、障がい児の就学などの運動に関わりながら40年、診療を続ける。「子ども達を放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表として、福島で「子ども健康相談会」を開催。「ちいさい、おおきい、よわい、つよい」ジャパンマシニスト社の編集代表。現在も福音館の『母の友」にて医療コラム連載中!
著書多数・・・

2014年11月16日日曜日

ゆみこの心展 今日最終日


ただいまアゴラ子ども美術工場では、”ゆみこの心展”を開催中!
本日最終日である。
大変好評で、たくさんの方が見に来てくださった。
彼女にとっては初めての個展。
彼女は病気になり、薬と病気の症状で苦しむ日々を送っていた。
今回の展覧会で彼女は自分の事をちゃんと書いている。
病気の事を病名を書いて・・・
二階はその彼女の苦しみを絵に表現している。
一階はその彼女の元にある優しさを表現している。
一階ではポストカードを売っている。
たくさんの方が二階の絵に反応し、わかるわかる!そうなんだよね・・・
と心の苦しみを経た人たちは、彼女の絵に共感する。
このローソンの絵はたいへん今の社会の窮屈さを表している。
病気だからというよりも皆が感じる窮屈さと孤独。
だから心の病気はいつの間にかこの日本では溢れてしまった。
でもどうしてこうも精神科にかかる人が増えたのか?
それは、生きにくい競争社会の形成と、それに依存を強いるこの日本の教育体制と日本人の本質がある。
団体を重んじ、個人の差を個性と捉える幅もなく、その差を格差に取り入れてしまう幅のなさ。
自分を持つことができず、自立して行く人の足を引っ張り、強い物に撒かれる人の集合体を作るのが得意。
若者や子どもたちと関わる機会が増えて思う事は、その弱さを作っているのは社会全体だけでなく、その子をかばう親の子に対する関わりだとも感じる。
過保護・・・すぐにかわいそうと手を差し伸べ、自力で動き出す前に手を差し伸べる。
それが親切だとか、優しさだとか・・・私だってわが子に対してそう思って手を差し伸べていた事だってあった・・・反省。
アゴラで私は先生によく叱られる。
ほおておきなさい・・・と。
すると放任と勘違いする親がいるが、その子が自力で動き出す事をそっと見守る事、その放っておくあいだは、そこ子をちゃんと見ている。そしてへたくそでも自力でやり始める行為を褒めるのである。
その対応は本当にすばらしい。
子どももマジックにかかったように顔の表情が変化する。私も子どもの気持ちがわかった。親たちも認められずに育ったわけで、その穴埋めをしているように、子ども時代を生き直しているように今の私がある。
大人が自立の意味を知らず、当然子どもに自立という意味は伝わらない。
原子力村の存在も今の政治の問題も大人たちの金柄みの依存と関係で出来上がっているのだから・・・
宗教もそうだ。
さまざまな宗教が大学を作り、政党を作り、政党を応援し、不安を持つ信者を招き入れる。
宗教がここまで大きくなってしまっていた・・・
この日本は自立を知らない民俗だったのか・・・
ゆみこさんはいろんな社会の負を子どもの時に知ってしまったの・・・
そして薬・・・
この間、内海聡医師の講演会に行った。近くで開催されたから・・・
大変ハードなお話だった。
YouTubeと同じだから興味ある人はYouTubeを・・・
薬の実体と医療のお話。
その話は、今の日本の医療体制からして、真逆の話だから特に医療者にとってはバッシリと切りたい話だが、病気になった人にとってはすごく解るお話である。
耳を疑いたくなる話だが、10年前から私もそんな話はよく聞いていたが、その当時は完全スルーの西洋医学が世のすべてだと思っていたもの。
けれど、自分には合わず、世間は西洋医学が主流だが、私は自力で薬を断った。
ま、この話はちょっと前にBlogで書いたからスルー・・・

ゆみこさんの作品展は人に勇気を与え、共感を与え、苦しきゆみこさんの苦悩をしることで自分の苦しみを知る。
そこにあたたかいアゴラの空気が存在する。
アゴラには有名な方もチラホラとやってくる。
その人たちも苦悩を知っている。
その人たちがここを訪れるってことは、どういうことだろう・・・
本当の優しさは埋もれている。
そう埋もれている・・・だって私は優しいんだよ!ここにくれば得だよ!って所は何かと絡んでるんだからね・・・
自然の優しさを知った時、本当の優しさが解る。そんな感覚がここにはある。
それを実感したゆみこさんの個展。


アゴラの子どもたちもそっと戸を開けてのぞいた。

あれあれ今日はチョロを持って個展をお祝いにゆみこさんのお友達もやってきた。

ふふふ、みんな絵にひかれて連動する♩
ゆみこさんの絵は以前色がなかったという。
心の心象風景が変化した。
彼女の今の絵には色がある。
七色の絵が存在する。
彼女はこの4年アゴラに行き来した。
その時間が彼女の絵に色が生まれた。
北風と太陽のお話のよう〜♩

by terada


2014年10月31日金曜日

ゆみこの心展

―繊細な感覚をつかむ心象世界ー

2014年 11月1日(土)〜11月16日(日)

成田侑未子さんの絵画展が上記日程で明日から開催されます。
彼女が今回のKAMEの翼プロジェクトの選考作者の一人です。
彼女は4年前よりアゴラ子ども美術工場に来ています。
月一回里山でゆったりとした時間を過ごし、絵を描いています。
彼女は精神疾患になって長い間苦しんできました。
薬のしんどさ、病状のしんどさ、社会のしんどさ、・・・
苦しみながら自分を取り戻す生き方を模索し、今にあります。
彼女の苦しみの奥には大変柔らかな優しさがたくさんありました。
この優しさが本来当たり前に育まれていいはずです。
けれど、社会の窮屈さ、残酷さ、様々なものがのしかかり、
埋もれてしまいました。
この四年、彼女は少しずつ元ある自分を取り戻してきました。
優しいかわいい作品です。
そしていま生きにくい社会を映し出しています。
どうぞ、彼女の世界を見に来てください。
ゆみこの心展へ
お待ちしております!









 by tedara