2011年7月9日土曜日

三度目の女川

ラコッタのお地蔵様



クリスタルのストラップ


女川第四保育所



色水実験


子供達は食い入るように見入る


壊れてもこの空間は楽しい♪




626日~28日、我々は女川町立第一保育所と第四保育所を訪れた。
今回は顔の見えた保母さんたちに、メンバーそれぞれの思いをもって訊ねた。
避難所で凛として避難所運営をされている保母さんたちも、この震災で家も車そして大事な方を失った。
その方々への思いに少しでも寄り添えるようにと、私寺田はテラコッタのお地蔵様を20体作った。
そのお地蔵様を1日かけてゆっくりと焼き上げるは、渋垂氏。
それを11体丁寧に包装し、手紙を添えて渡した。
そして全壊のときに撮影した避難所の皆様の笑顔の写真を400枚、アルバムにした。
失った写真の代わりに、今から復興への歴史をつくってほしいと願って・・・。
またメンバーの木村さんは、手作りのクリスタルのストラップを30個作り、メッセージを添え、女川に行くメンバーに託した。
渋垂氏は、第四保育所で、子供達にいろ水実験を試みた。
子供達は絵の具と水の混ざり合う時の面白さや色の変化を食い入るように眺めて、とびっきりの好奇心いっぱいの笑顔を見せた。
保母さんたちも子供の生き生きした表情に感嘆した。

年中さんの部屋には、カメパオが設置してあった。
カメパオは上下分離した状態だったが、どの子もダンボールの空間にすっぽりとはまり、心地よさそうに本を読んだり、ままごと遊びをしたり、好きな人形を抱いて眠る子・・・楽しそうに遊んでいた。
子供達は「カメパオで遊ぶ!カメパオ楽しい!」と口々に叫んでいた。
カメパオが子供達の居場所つくりにしっかりと根付いているようだった。
カメパオを5月に設置し、そのときいっしょに作った保母さんが、次の日には避難所で、物資の入っていた段ボール箱を寄せ集め、小さなカメパオを作った。
そして避難所でたくさん小子供達に遊ばれた。
その保母さんはここでもちゃんとカメパオ使いとして、子供達の心地いい居場所を作り出している。
そんな様子を再び写真に収め、女川の方々とまたゆっくり話を交わした。
「もし道端に倒れている人がいたなら、人としてまず手を差し出すだろう」
我々はこの言葉のように、純粋に被災地の方へ心を寄せ、次の未来へと共に歩んで生きたいと思っている。

記事:寺田

関連サイト:
KAМEの翼メンバーのブログ・・・「ゆるりんのポレポレ日記」

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