2012年2月1日水曜日

高橋匡太の光のワークショップ第3弾



1月29日(日)、KAMEの翼プロジェクトの今年最初のイベントが行われました。
光のアーティストの高橋匡太さんが昨年9月に続いてワークショップをあごら子ども美術工場で開いてくれました。
あわせて今回は、あごらに通う小学生の子ども達が昨年10月から準備を続けてきた影絵劇の発表会も行われました。
それらの様子を報告します。

前回までの高橋匡太さんのワークショップについては以下をご覧下さい。
高橋匡太の光のワークショップ

第3弾のワークショップは、前回の第2弾のハイテクワークショップから1歩戻ってアナログでローテク、でも、直感的で楽しいワークショップになりました。
今回の主役はこれ、OHP。

OHP

OHPとはオーバーヘッドプロジェクター(Over Head Projector)の略で下のステージに置かれたものが大きくスクリーンに投影されるます。
かつては、教育現場や会社などで広く使用されていましたが今や見かけることすら珍しくなってしまったプレゼンテーション用の機械です。本来はOHP用に作られた透明で文字や図表が書かれたシートを大きく投影するためのものですが、今回のワークショップではこのOHPに色々なものをのせて投影させて遊んでみよう!というものでした。

1月28日(土)
高橋さんはアシスタントの川口さんと共に前日の午後に掛川のあごら子ども美術工場に到着しました。
休憩もそこそこにOHPでどんなことをしたら面白いか実験を始めました。
手当たり次第に置物、透明なフィルム、ビニール袋、ビー玉、おはじきなどで実験をしていきました。さらには、透明なトレーに入れた水、ドライアイスなど想像もしなかったようなような色々なものがOHPにより不思議な色、形に投影されていきました。
明日のワークショップでは、これらの色々な材料を並べて子ども達に自由に遊んでもらいます。

実験の様子
いろいろな材料を用意して実験


1月29日(日)
午前
まずは、あごらに通う日曜日午前中クラスの小学生が対象のワークショップが開かれました。
あごらのアトリエには大きな白い壁があるので、そこにOHPは設置されました。
子ども達は、予想通りOHPでの遊びに大喜びで用意してあった材料だけではなく思い思いの物を自分で探してきて次々に新しい不思議な映像が大きく投影されていきます。
中には、切り絵のように紙を切って自分の物語を投影する子もいました。








午後
6時半から夜のワークショップが始まりました。
20名ほどの子ども達とそのご父兄の皆さんが参加され、子ども達の影絵劇の発表会、OHPでの光のワークショップ、さらに前回、前々回から続いている“光の実”によるライトアップも披露されました。


まず最初は光の実。
今回用意された光の実は、高橋さんが横浜や岩手県陸前高田でワークショップを開きそこの子ども達が作った物でした。昨年3月の震災を受け、それぞれに思いのこもった光の実があごらの梅の木に灯されました。
参加した子ども達は一人一つ自分の手で木に光の実を取り付けました。






続いて、子ども達の影絵劇の発表会。
あごらでは毎年恒例になっている影絵劇。毎年クリスマスに向けて10月頃から準備が始まりますがいつも完成はこのくらいの時期になってしまうそうです。そのため、今年ももう2月ですがクリスマスの内容のお話が発表されました。
筋書きも台詞もすべて子ども達のオリジナルの力作です。You-Tubeに動画を上げてありますので、ご覧下さい。



1回目 表から

2回目 裏から

そして、OHPを使ってのワークショップ。
昨日、昼間とやってきたことの発展を大勢でやりました。
皆でOHPを囲んで色々な物を投影し楽しみました。










今回も内容盛りだくさんで楽しいワークショップとなりました。
高橋さんありがとうございました。


これは、私の個人的な感想ですが・・・
今回参加した子ども達は世界的なアーティストである高橋匡太さんのワークショップを体験できて本当に贅沢だなあと思います。
高橋さんは、きれいな物、楽しい事を見せてくれるだけではなく、子ども達に自分で出来る、ちょっとした工夫でもっと楽しい事が出来るということを経験させてくれます。
このワークショップを経験した子ども達はきっと創造性豊かな人間に育ってくれるのではないかと思いました。

また、次回のワークショップが決まりましたら告知させてい頂きますので興味のある方は是非遊びに来て下さい。

なおYou-Tubeにはまだまだたくさんの動画をアップしてありますので、そちらもご覧下さい。

harada

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