2011年9月14日水曜日

高橋匡太の光のワークショップ第1弾


11日夜のAgora子ども美術工場


 9月11日(日)予告していたとおり、高橋匡太さんの光のワークショップが掛川市のAgora子ども美術工場で実施されました。子ども達と共に光る木の実を作ったり、Agoraの建物をライトアップしたりなど、幻想的で楽しい充実したワークショップとなりました。ここでは、そのワークショップの内容を報告させて頂きます。
 また、今回と同様の高橋さんによるワークショップが9月25日(日)にも予定されています。今回参加された方も、されなかった方も本記事を読んで是非ご参加下さい。
 
・高橋匡太さんについて
 高橋さんは、およそ20年前島田で開かれた「紙わざ大賞展」の時からAgoraの渋垂と交流があり、今回は8月13日に実施された“KAMEの翼”プロジェクトのフリートーキングに続いて静岡に来てくれました。建物のライトアップなど光を使った作品を多く手掛けている方で、今回もLEDライトやハロゲンランプの投光器などを使って面白い遊びを子ども達に披露してくれました。

・ワークショップ
高橋さんと子ども達
 今回の参加者は、普段からAgora子ども美術工場に通っている小学生の児童が中心でした。十数名の子ども達が参加しました。
 昼間から、日没にかけては、カラフルな蛍光管作りと、夢の美と名付けられた光る木の実の制作をおこない、日没後は、夢の実を木に取り付けたり建物のライトアップを体験したりしました。

 カラフルな蛍光管作りは、Agoraの室内に設置されている蛍光管を一度外し様々な色のフィルムなどを貼り付けていきます。蛍光管は多少熱を発するため、通常のセロハンのフィルムではなく照明機材に使用される耐熱のフィルムを高橋さんが用意してくれました。

フィルムを選んで
蛍光管に巻き付ける
 子ども達は、思い思いにカットされたフィルムを蛍光管にセロハンテープで貼り付けていきました。その内、フイルムだけではなく、木の葉や花などを取ってきて貼り付ける子もいて様々な蛍光管が出来上がりました。

いよいよ点灯へ

 出来上がった蛍光管は、再び天井に戻し点灯させました。照明が普段と少し変わるだけで室内の雰囲気もずいぶん変わるものです。様々な色のフィルムを使ったことで全体としては光があまり不自然にならず、ちょっと不思議な空間が出来上がりました。後述の夢の実と合わせて子ども達からは「夢の家」という言葉も出ました。

雰囲気の変わった教室





 夢の美とは、紙で出来た10×10cmほどの袋に、果物用の保護材と小型のLEDライトを入れたものです。子ども達はまず、外と側の袋に好きな絵を描きます。中が光るのできれいな色で描けばそれだけくらい場所では目立ちます。絵を描いたら中に入れる、保護材とLEDライトの色を選びます。出来上がった実はそれだけでもとてもきれいで、大事に育てられた本物の果物のようにも見えます。

制作の様子
LEDを選ぶ

 この実は、子ども達がそれぞれ1・2個作ったので全部で50個ほどの木の実が出来上がりました。




 木の実が出来上がり辺りが暗くなったら、Agoraの表にある木に皆で取り付けに行きました。夜の黒い木に色とりどりに光る木の実が1つずつ実っていきました。皆で1つの木を作り上げたという感じです。1本の木に50個もの木の実がなっている様子は圧巻でした。

実がなっていく 
夢の実


 続いて、LEDランプに比べて非常に強力な投光器を使って、Agoraの建物をライトアップしていきました。皆で光の向きや色を考えて夜の闇に浮かび上がる幻想的ないつもと全く違うAgoraを作り上げました。
 木の実がなった木と共に幻想的な雰囲気を作り出しました。

色々な色で実験
暗闇に突如現れたカラフルな空間

 ここまでやって、今回の内容は大体終了。最後に次回の予告として、光る紐をすこし触ってみて解散となりました。

光る紐 これも絶対楽しい

 今回のワークショップで高橋さんは、参加した子ども達に光で遊ぶことの楽しさと簡単さを教えてくれました。一見難しそうに見える、ライトアップのような事も、お金をかけなくても非常に簡単なことで十分にやることができる、自分にもできるということを伝えてくれました。
 次回は、さらに一歩進んだ内容で実施してくれるようです。
 今月の予定とまとめて下記URLの記事に記載してあります。

 参加ご希望の方は是非お気軽に、ページ左上部のAgora子ども美術工場連絡先までご連絡下さい。

翌日が十五夜だったため月もきれいでした

harada

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