2012年8月15日水曜日

サポーター交流会「紅茶を作りましょうの巻」

8月12日(日)サポーター交流会をした。
今年は、山の再生のプロジェクトで「私の木を植えよう」という企画の中でその木を植える前に、まず今まであったお茶に敬意を払って、茶葉を摘んで紅茶を作って楽しもうという会を開きました。
お茶畑は使われなくなって放置されていました。
そのお茶はいきなり茶摘みはできません。
お茶は、刈ってかげてこそ新芽を出していくので、その企画をした時、ちょっと遅く・・・・
でもせっかくサポーターの方が集まって作るのだったら、その茶葉はある程度必要だと思いました。このKAMEの翼プロジェクトのサポーターであり、チームメンバーに、掛川の柴田農場の柴田さんがいらっしゃいます。
柴田さんは、酪農を中心に、田畑を耕し、無農薬有機栽培をやっておられる酪農家です。稲は、合鴨農法や米ぬかをまいたり・・・様々な農法を取り入れ無農薬、有機にこだわってらっしゃいます。
牛は、ジャージー牛、ホルスタイン等50頭の牛を飼ってらっしゃいます。
そしてお茶も栽培されています。
今回の企画で、そちらの茶葉を分けてもらいました。
茶葉は、柴田さんちの裏山にありました。働き者の奥さんに案内されて立派な茶葉を摘ませていただきました。
奥さんの植物に対するお話を聞きながらの茶摘み。
奥さんの植物、農業に対する思いや試行錯誤して様々な農法を試みられているお話は大変興味深く、今を生きている方ってこういう感じなんだな〜となんか感動しました。
いい時間を過ごさせていただきました。
柴田さんちの茶葉をアゴラにもって帰って、ざるにあけて一晩風通しのいい所に置いて乾かします。

そして当日の10時、紅茶を作るの巻〜始まり始まり♩
朝まで干していた茶葉を笊で練って、こより状にします。
なかなか楽しい作業♩サポーターのみんなも大見さんも♩
ついつい笑顔がこぼれる♩
年長のT君も一生懸命!上手上手〜
ある程度ネバネバしてこより状になったら、ぬれタオルに包んで太陽にあてて、発酵。
発酵している間、アゴラの庭で一休み〜、あそこにいるのは土井さん。
今年はサポーターとして参加です♩
茶摘み。アゴラの茶葉は、小さくて・・・でもみんな楽しそう。
夏も近づく八十八夜〜♩なんて歌ってしまいます。
こののどかな光景♩里山にあるアゴラの風景です。
いつまでもいつまでもこんな風景が日本に存在していますように〜。
昨日は大雨。でも山の神さんに気に入られたようで、昨日、今日とイベント時は太陽が顔を出してくれました。良かったね。
ちなみにアゴラは100年の歴史を持つ古民家です。

さて・・・渡辺さんは、お茶以外にドクダミ、タンポポ、レモンバーム、シソをとってきてお茶になるか実験です。さすが屋久島出身の渡辺さん、仙人のようだ〜。
さて1時間半ぐらい蒸しタオルで発酵を促した茶葉の発酵をフライパンに入れて炒りながら発酵を止めます。さて、渋垂氏がお手本です。
                  どうだ?

京都芸大の西上さんも楽しそうにお茶を炒ってます。
料理お得意?
T君パパも楽しそう♩
さて余熱で乾燥させて出来上がった紅茶をいただきます!
自分たちが作った紅茶はどうだろう?♩
T君も興味津々♩
私の紅茶とあなたの紅茶、味は違う?香りが違う?そんな話をしながらティータイム。
加藤さんも大見さんも大変エンジョイしていたような〜。
どれどれ〜香りは?お味は?
バームクーヘンと手作り紅茶でサポーター同士の交流です。
 と・・・静岡新聞の記者が取材にやってきました。
記者さん、アゴラを大変気に入っていました。
サポーター交流会は成功!
たいへんいい感じの交流会になりました。
このようにしてアゴラの裏山の再生を少しずつやっています。
山の再生は今の社会について思考し、「私たちはフクシマ後をどう生きるか」の私たちの生き方の一つです。
今まで人間が生きるために山を変えてしまった。
ドングリ山が、杉や檜に・・・でも里山の産業を次ぐ若者は無く・・・過疎・・・
耕作できなくなった・・・すると山は荒れてしまう・・・
自然を意識し、感謝し、恵みをいただく。
そして使わないのなら、もう耕作できなくなったおじさんたちの変わりに若者が、もとに戻して行こうよ。
そして動物も人間も大好きな里山がいつまでもここにあるように関わって行こうよ。
人間が便利を求め、都会に出て行った。でも便利は危険と隣り合わせ・・・
これからは、不便の中にもっと大事なものを見つけよう。
想像は便利からは生み出せないのではないか・・・そんなことを思います。

ps:山の再生プロジェクト「私の木をアゴラの里山に植えましょう」という企画は、これ〜も続きます。秋には、茶葉を抜いて、「私の木」を植えます。
サポーターの皆様、そしてKAMEの翼に興味のある方々、是非参加してください!
またその事についてはこのブログ等でお知らせします!

by terada




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