2012年8月28日火曜日

加藤さん、大見さんが滞在制作で感じている事

 ある時アゴラの裏山に手のひらくらいの大変きれいな黄緑色のカエルがいました。
じっーっとお茶っ葉の上に静止していました。
生きているのか?・・・作りもののような感じで、そこにただただじっと静止していました。
「おーい!みんなおいで!早く早く!」と渋たれ先生の声。
加藤さん、大見さんは、何何?って感じで裏山に行ってみました。
みんな自然に笑顔がこぼれました。
すると、加藤さんが、このカエルをもっと知りたくなりました。
網でカエルを確保し、アゴラに連れて行きました。
そしてしぶたれ先生は、カエルを調べました。
「シュレーゲルアオガエル」
シュレーゲルアオガエルは、日本のカエルなんだそうですが、シュレーゲルという人が見つけたので、日本育ちのくせにシュレーゲルという名前を付けられてしまいました。
いつも里にいるのですが、じっと息をひそめているので、滅多に人に見つけられずにいるんだそうです。
出会えた事が珍しいようです。先生も、加藤さんも、大見さんも興奮!
 ほら〜♩見てごらん♩って、大見さんの目の前にカエル。
実は大見さん、フリートーキングでも言っていましたが、虫が苦手・・・カエルも近くで感じた事が無かったかもしれません。
ただ、カエルのかわいい表情に心惹かれ、魅了されました。
もちろん、加藤さんも♩
加藤さんは、ミロのビーナスの石膏像にちょこんとカエルを乗せました。
ちょっと絵になるんとちがう♩
 大見さんは、カエルをカメラで撮りまくり。
二人の笑顔は消えません。
 ある時、加藤さんは、アゴラでパソコン作業をしていました。
加藤さんは、このアゴラが気に入ったようです。
自宅は横浜なんですが、それさえも忘れてしまうほど、このアゴラでも生活が板についたようです。
自然に囲まれ、時には蝉の声、ミンミンゼミで始まり、ヒグラシが鳴き、いつしか松虫が鳴き出した。
昼には太陽もジリジリ焼けこげそうな日差しだったのに、夕方になるとスーといい風が吹いてきて、涼みやすくなる里山。夜は、真っ暗になって星の輝きがこんなにもまばゆいってな〜って・・・四季の移り変わりと四季折々の面白さを満喫していたのではないでしょうか。
 夏の間もアゴラ子ども美術工場には子どもたちがやってきます。
アゴラにごはんを作りにいくと、子どもたちがいる。自然に子どもたちとふれあいが出来ます。
時にはアゴラの子どもたちも大見さんや加藤さんの制作部屋にお邪魔します。
今日は5歳のT君がいつの間にか大見さんのアトリエにお邪魔していました。
大見さんは、油粘土を触っていました。
油粘土って面白いんです。粘土を溶かして様々な色を作ります。
そこに魅せられたT君。
大きなハンバーガーと作らせてもらっていました。
T君も大見さんも楽しそう♩
 サポーター交流会の時、アゴラのお茶っ葉摘み、なんかいい感じでした。
加藤さんは楽しそう♩
発酵させたお茶をフライパンで発酵を止める作業、加藤さんは一番に作業していました。
その行為にはまってか、今も時折アゴラの裏山でお茶の葉を摘んで、一晩アゴラの縁側の風通しのいい所において、揉んで・・・そんな作業をしていますよ。

 アゴラの生活を満喫している加藤さん。そして制作作業も順調です。
蚊が入るので、アトリエの入り口には、網戸ののれんが〜。

 残すところ3日、急に大見さんがアゴラの教室にやってきました。
「見てみて!ほら〜♩」てバッタのような虫を手のひらに乗せてやってきました。
どれどれ〜これはウマオイだね。って渋垂先生。
「なんか触れるようになったので、捕まえたら人に見せたくって♩」って大見さんは興奮しています。
 ほら〜不思議な模様のウマオイ。
虫が苦手な大見さん、一ヶ月たってなんか野生児になったような♩
 そんなこんなで、二人はアゴラでいい感覚に浸っています。
加藤さん、大見さんはほんと居心地よくって、制作が終わってもまた来ます。
行き来したい場所です。ちょっと寄ってコーヒー飲んで・・・庭の生き物、虫、植物を感じて・・・楽しい場所だと言っていました。
そうそう、今日はゴウヤの赤ちゃんがなっていました。
ゴウヤ、なす、キュウリ、トマト、ピーマン、モロヘイヤをお二人のために植えました。
でも・・・この一ヶ月では口に入らなかった野菜もありましたが・・・
今日は加藤さんは掃除をしていました。
作品展示の準備です。あっという間でした・・・もう終わりだって思えない・・・
その一言につきるようです。
さて後三日、追い込みをかけているお二人に会いにきてください。

*この間静岡新聞にサポーター交流会の事がのっていました。
静岡新聞の若き記者は、アゴラを気に入って、このアゴラで第二弾の記事を書いていました。みんな行き来する場所、アゴラです。

*8月16日、17日と東京から編集者志望の学生さん2人が寝袋を持ってこのKAMEの翼を取材に来ました。アゴラを気に入り、アゴラの子どもたちと関わり、加藤さん、大見さんを取材しました。夜は、渋たれ先生とアゴラの卒業生の市川君(未来の編集者)と大見さんと加藤さんとで会話弾む会食〜。この取材した事を若き編集者が雑誌に載せるそうです。

by terada



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