2016年12月12日月曜日

沖縄タイムスに記事掲載!

本日沖縄より沖縄タイムスの記者さんから掲載記事が送られてきました。
11月29日(火)文化面掲載


合同フォレストFacebookより







同時期に山からカモシカがおりてきた。
しばらくじっとこっちを見ていた。
あ!写真写真とカメラを探している間にノコノコと山に帰り始めた。
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2016年10月15日土曜日

近づいてきました!再度UP、山田真先生と藤原辰史先生講演会と対談。お見逃し無く!

講演会のお知らせです。
定員50名です。
残り後わずか・・・お連絡お早めにお願いします!
遠方からも来てくださいます。
この機会をお見逃し無く!


京大有志の会にupされました。
2016年10月23日(日)13時半〜16時半
今だから聞いてほしい

伝え、ひきつぐ
山田 真 / 藤原辰史 『子どもと菌と戦争史』


アゴラは開設 19 年。表現者、子ども、おとなが里山(千羽)と里海(琵琶湖)を行き来し、交流を深めてきた。里山(静 岡県掛川市千羽)里海(滋賀県長浜市湖北)の自然環境とそこに息づく生き物に包まれながら “そうぞう” の扉が 開くことを願ってきた。*“そうぞう”=想像と創造 子どもたちは、美術家、生き物の研究者、物語作家、建築家、 アニメーター、演劇家、デザイナー、エンジニア、へと羽ばたいた。世界に活躍する光の作家、高椅匡太のワークショッ プ、鳥類観察家池田のレクチャー。子どもたちは夢を膨らませ、夢中に関わった。はないの小説や絵は、女性(主婦) のゆたかさを感じさせ、夢は実現することをしらせた。目の不自由さを感じない鳥居の作品は、圧倒的な迫力とユー モアーで人を感動させ、生きる意味を考えさせた。人は皆を”あなたでいいんですよ”と個の尊重を感じ、いろんな人間との交流が社会のダイナミズムを形成することを知った。しかし、社会の変化は、私たちの思いとは逆に、社会に役に立つ事を強いて、個の”そうぞう”を窮屈に拘束しはじめた。子供達も教育や社会の窮屈さに悲鳴を上げている。こんな中。山田真さんと藤原辰史さんの対談は、きっと私たちにこの先を示唆し、生きる勇気を与えてくれる事でしょう。

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再度記事UP

今だから聞いてほしい。伝え、ひきつぐ。
  講演と対談

 
山田真(小児科医)+藤原辰史(農業史)

“自然とこども”パート3

『子どもと菌と戦争史』


開催日: 2016年 10月23日(日)13:30~16:30
主催: アゴラ子ども美術工場  静岡県掛川市千羽1679
   tel/0537-27-1428 agoraart@thn.ne.jp
定員50名/参加希望の方は事前に連絡をお願いします。

山田真先生と藤原辰史先生の御本です。

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上記講演会をアゴラでは企画しました。
是非多くの方に参加していただきたいのです。
というか、この講演会は大事な講演会だと私たちは思い、形にしました。

丁寧に大事に生き、ずっと弱い人たちの側に寄り添い支援してくださってる小児科医の山田真先生は、福音館「母の友」に39年間”小児科「つれづれ草」 ”に掲載されていました。
私も時折読んでおりました。私の知らない子供を取り巻く医療の事を聞きたくて読んでおりました。
けれど、今年4月からのこの連載には、違う空気が見て取れました。
山田真先生は、『・・・ぼくには腹の立つこと、悲しいことなどがいっぱいになってはちきれそうです。』と本文中に語っています。
それから戦中、戦後の時代を紐解き始め、医療から離れ、ひとりの先輩の大人として時代の空気を語っています。私たちの戦争史を紐解いていらっしゃいます。
医者の先生が、戦争を語るとはどういう事でしょうか。

それほどまでに、今危うい状況を大人の手で作り上げ、将来ある子供達の未来を破壊する行為を続け、目に余りすぎるのです。

私も今の社会に苛立ちを感じています。さらには不安と恐怖とでたらめの政府や大人の行為が当たり前に横行していることにどうすればいいかを考え、私も私なりに負の歴史を紐解いています。
そんな中、SEALDSやママの会の立ち上がりにより、学者たちが一生懸命声を上げていることを知りました。そこに藤原辰史先生はいらっしゃいました。京大有志の会の一員として・・・

藤原辰史先生は、戦争史と農業史を勉強されている先生です。
先生の著書は面白い視点で書かれています。
「ナチスのキッチン」や「ナチスの有機農法」等・・・ナチスと相反するいい言葉であるキッチン、有機農法・・・繋がらないものが繋がった。
その本を読むと、ナチスは怖いイメージだけでなく、優しい空気を醸し出し、いい雰囲気を醸し出し民衆に近づいていったのです。
ですから、悪党が悪党と存在しているのではなく、善の顔をして近寄り、民衆の中に入り込んでいったのです。
そこを探る先生の御本からは、大変今の時代と似ていて、そのことと照らし合わせて読み取れるのです。
藤原先生は、アジテーションなく、当たり前に清々しく戦争史を語ります。
ごまかしや誘導などなく、本質を丁寧に伝えてくださいます。
その空気は、山田真先生の空気と似ています。
真面目で、濁りなく、そして純粋で、相手を上下で判断せず、いつも同じ線上にいらして、一人一人に向き合います。

この時代には、いろんな方が表に出てきます。
ナチスもいい人でした・・・あの頃のドイツ民俗にとって。。。
誰がいい人?何が本当?
そこにいつも純粋な目線で物事を見続けた人がいます。アゴラの先生です。
アゴラの先生は、学生時代からかわりません。権力に屈しない。そして子供を守る。その目線。
ずっと省いた生き方をされています。
その先生は、今この時代にいて、伝えの時だと言います。

どんな時代になろうとも僕は動じない。戦争が起ころうとも、地震が起きようとも。。。
なぜ?と聞きますと、・・・
どんな時代になろうとも、僕たちの目指す生き方は同じ。子供を大事にするんだよ、大人はね。
まず子供なんだ。
大人の生活よりも子供一人一人を大事にできることが未来を作る。
それにつきる。
と・・・

先生はいろんな方と知り合い、出会い、いろんな事をしてこられました。
今、世の中は危う空気が充満しています。
その中で、今やるべき事がある。

それがこの講演会を企画し、実現させる事です。

この講演会に是非ご参加ください。
私たちのさきは、丁寧に大事に生きる人たちの繋がりに存在すると確信します。e0253482_1361879.jpg
この時を大事に共有してくださる方に来ていただきたいのです。

早いですが、情報を発信します。
一人でも先の生き方を考え動き出す人たちへ伝えます!

二人の対談を生でお聞きください。

10月23日、アゴラはフジバカマが満開。アサギマダラに出会える事でしょう。


*チラシ出来上がりました。全国に配信します。







・・・ 

2016年秋の展覧会のお知らせ

文化の秋です。
アゴラ子ども美術工場では、続々と展覧会を予定しております。
本日から始まりました。はないみほの「さきのくにの風 原画展」を皮切りに、ゆみこの個展「夢のかけら」展、小倉鮎乃の個展が続きます。
またアゴラ子ども美術工場の子供達の展覧会「どっちが本物・石の展覧会」を「さきのくにの風 原画展」と一緒に同時開催致します。
この機会に里山にあるアゴラ子ども美術工場にお越し下さい。

はないいほ「さきのくにの風 原画展」
2016年10月15日(土)〜10月29日(土)17時まで
11時〜17時・ 月・金は休み。
会場:アゴラ子ども美術工場アトリエ二階



同時開催 「どっちが本物・石の展覧会」
アゴラ子ども美術工場の子供達の作品
日時:2016年10月19日(水)〜11月2日(水)18時まで
是非見に来てください!


ゆみこの個展 「夢のかけら」
日時:2016年11月5日(土)〜11月20日(日)
11時〜17時 月・金休み

会場:アゴラ子ども美術工場アトリエ 一階・二階ともに展示します。




3年前にアゴラ子ども美術工場から自立舎という出版社ができました。
これは自費出版でした。
そこからはないみほの絵本が7冊出版されました。
そして今年から自立舎の本の出版の仕方を変えました。
若者を支え、応援するKAMEの翼プロジェクトは、若者の巣立ちを応援します。
その中で、展覧会を開き、若者たちの作品を展示、公開する場所を提供すし、社会へ配信しました。
その方法がアゴラのアトリエの展覧会や琵琶湖の野鳥センターでの展覧会です。
また、その展覧会の広報として、ダイレクトメールを作成し、近隣のお店、人々に配布しました。
他Blogで紹介。
それに加え、その個展等で発表した作品や日頃の面白い試みを小冊子風の小さな本にして、販売する事としました。
その第一弾がヒナさんの「ヒナの統合失調症な日々」です。
この本は30冊作成・印刷し、その本が30冊売り切れたら再印刷します。
その形は大変地道ですが、私たちの力の範疇で形を作り、確実に若者の手によって作り出された物を本と言う形に残す意味を感じました。
デジタルのような簡単に消える物としない。実際に手に取れる、『掴む』を大事にした試みです。
この試みは、若者たちの真剣に取り組んだ日々の記録ともなります。
確実な自信にも繋がります。
どうぞ、皆様、この小さな本を買ってください。
若者の毎日こつこつと積み上げてきた日々を応援してください。


「ヒナの統合失調症な日々」定価600円

「ヒナの統合失調症な日々 2」定価600円

「湖北の自然 〜びわ湖の湖岸から〜」 池田昇平 定価1000円

*掛川の戸田書店でも置いてくださっています。
販売はアゴラ子ども美術工場にて取り扱っております。
郵送も致します。(送料はご負担となります)
連絡先:☎0537−27−1428 📩 agoraart@thn.ne.jp




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2016年10月7日金曜日

琉球新報に広告が!








本日、沖縄の新聞・琉球新報に[アゴラ森物語3−さきのくにの風-]が広告に掲載されました。
遠い沖縄から思いを馳せます。
今沖縄北部のやんばるの森は権力が押し寄せてきています。
どんどん不法侵入し、原木が伐採されています。
悲しいです。
御縁あり、この沖縄からアゴラの風が吹きますように〜。

 沖縄では豊見城の戸田書店さんと沖縄のジュンク堂さんに置いてくださいます。
本土の皆様、沖縄の知人がおられましたら、ぜひお知らせください。

 静岡西郷店ではこのように店長さんがアゴラ森物語を応援してくださっています。
ありがたい事です。
(9/20写真)
                     ありがとうございます。 

2016年9月13日火曜日

戸田書店さんが応援してくださっています!ありがとうございます。


お知らせ!


    消された町 —復元された町
       消された記憶 —作られた記憶
        
消された僕 —生まれた私
        さきのくにの風が吹く
            読み手の心を映し出す 清水のような物語


内容紹介
訪れた者の意志次第で過去・未来・夢になり得る、
"さきのくに"に訪れたアゴラ森と琵琶湖の仲間たち。
先立った大切な友人や様々な生き物、
真実を知る語り部たちに導かれ、
永らく人間を支配してきた"欲"の正体を
突き止められるのか…。
現代社会に警鐘を鳴らすアゴラ森物語シリーズ、
待望の第三弾!


アゴラ森物語3−さきのくにの風ーが刊行されます。
只今Amazonでは予約販売しております。

このさきのくには、たくさんの方に読んでいただきたい本です。
ぜひ、ご購読宜しくお願いします。


掛川市西郷の戸田書店のFacebookより。
いつも応援してくださっています。
戸田さん、ありがとうございます!







2016年9月12日月曜日




滋賀県湖北町今西 の野鳥センター二階で、琵琶湖のアゴラ展を開催します。
9月4日(日)〜9月25日(日)9:00〜16:30
野鳥センターのお休みは毎週火曜日です。

野鳥センター☎ 0749-79-1289
agora 事務局 090-7963-5720

作品は、今まで琵琶湖のアゴラで子供達やお母さん、お父さん、アゴラの卒業生の作品を展示します。
また小林寛志君の作品展 & 鳥類観察家の池田昇平さんの写真とレポートを額装で展示しております。
是非見に来てください!




2016年9月8日木曜日

「アゴラ森物語3−さきのくにお風ー」刊行!




消された町 —復元された町
   消された記憶 —作られた記憶
    消された僕 —生まれた私
      さきのくにの風が吹く
読み手の心を映し出す 清水のような物語

内容紹介
訪れた者の意志次第で過去・未来・夢になり得る、
"さきのくに"に訪れたアゴラ森と琵琶湖の仲間たち。
先立った大切な友人や様々な生き物、
真実を知る語り部たちに導かれ、
永らく人間を支配してきた"欲"の正体を
突き止められるのか…。
現代社会に警鐘を鳴らすアゴラ森物語シリーズ、
待望の第三弾!


アゴラ森物語3−さきのくにの風ーが刊行されます。
只今Amazonでは予約販売しております。

このさきのくには、たくさんの方に読んでいただきたい本です。
ぜひ、ご購読宜しくお願いします。

作者より・・・

アゴラ森物語は震災後、福島の方々を思い無我夢中で綴ったお話です。
私は、看護師でした。大学病院の中央部門で働いていました。
手術、集中治療室、救急、緊急検査等の職場にいました。
放射能を浴びる機会が多々あり、鉛の服を着て時には仕事をしていました。当然、危険手当もあって、放射能測定のバッチも付けていました。

このマークにはとても敏感で、この領域にはなるべく近づかないようにと意識していたり、患者さんがこのマークの中に入る時は、放射能の癌治療などでした。
放射能は被曝するけれど、癌細胞を叩く為の治療故、患者さんの衰弱を予測しながら、慎重に患者さんに関わっていた事を思い出します。
私は、このマークに危険をやはり感じていましたが、管理をしっかりした上で医療に利用されている・・・でも出来るだけ使いたくはない・・・そんな事を思っていました。
しかし福島は、私の知る医療とはどんどん真逆に動き、私の知る放射能知識をはるかに超えていきました。
さらに広島、長崎の原爆投下後の経験を何にも反映されない福島に恐怖と苛立ちを感じ、いろんな医療者に答えを求めましたが、目の前の医療に精一杯といった無関心な医者ばかリで、こんなに放射能の事を語らないってよくわからなかったですし、原発も経済が立ち行かぬようになり、お金がなかったら公衆衛生もいい加減になる・・・つまりワクチン等の接種がされなくなると言われて・・・
放射能問題がどんどんすり替わっていきました。
私の苛立ちは、膨らむ一方。
教えて!専門家はいないのか!?と
そんな時、山田真先生の記事を教えていただき、読みましたら、そこに聞きたかった事が書いてありました。
そして同時にこんな医者がいたんだと、はじめて医者らしい医者を目の当たりにしました。
私が見てきた医療は、白い巨頭の中の医療に近い物でしたから・・・
そこから探求が始まりました。
すると、福島の問題は、様々な問題の引き金を引いていったわけです。
震災から5年半、社会はとてつもなく私たちの望む方向とは違う方に動いています。
人々の中にも上っ面な人たちが異常に増えていることも実感します。私から見ると何で見ないの?何でこんな話題に酔いしれているの?って思ってしまうのです。
どうしてなんだろう?
でも知ってしまったら、もう見ないふりは出来ない。
だからこの見えることを書き続けようと思いました。
アゴラ森物語は、フィクションです。
でもそのフィクションのお話の中に、決して消されない人を書き綴っていこうと思いました。
この本が少しでも多くの方に読まれます事を願います。



2016年8月14日日曜日

アゴラのチラシが出来たよ

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アゴラが出来て19年。
その間、アゴラは看板も作らず、チラシも作らず、電話帳にのったり口コミで広がっていきました。
だから知る人ぞ知る場所でした。
けれど、今年夏、チラシを作りました。
どうして?
人があまりにも与えられる情報にしか生きていないという現状が強く強くなったからです。
大人がモラルをなくし、与えられる情報だけを鵜呑みにし、子供を危険な日常に放置している状況が目に余るからです。
ネット社会はどんどん嘘を作っています。
その嘘に純粋な子供達は壊れています。
それを少しでも食い止めたい・・・

アゴラは阪神淡路大震災の後に出来ました。
震災当時、子供達に大人は物を与えるだけで(ゲーム、おもちゃ、たべもの・・・)、子供達の居場所を確保できませんでした。子供達は、シンナーをやったり、壊れていきました。
ちょうどこの頃、心のケアと称し、癒しブームや学校ではスクールカウンセリング等の設置を促されるようになります。
見た目は心に寄り添う社会が生まれたのだろうと安堵したのでしょう。
けれど、この事実は二分します。
社会崩壊は、子供達の精神を蝕んでいきます。
スクールカウンセリングが出来たとて、子供達の精神は安定されず、それに委ねる子たちが増えます。さらに心療内科が出来、薬で解決するという選択肢がどんどん増えました。
結果、病名を持つ子供が増え、子供達は新たに出来た施設(フリースクール等)病院、家(引きこもり)にいる子が増えました。
子供達が本当に欲している居場所は何処だったのでしょうか。

結論は、社会の歪みを治す事なく、対症療法だけ加えていったことの間違いです。
物を与え、娯楽を与えた被災地でシンナーに溺れ行く子供。
学校の中でも同じです。
学校教育現場は、国旗掲揚、国歌斉唱等の問題であるように、国体を意識する教育が時代とともに強くなっています。
教育現場は自由の学び場だと思っていたけれど、実は刻々と変化していました。
日教組(日本教職員組合)の排除により、教師の人権は潰されていきます。
学校教育は文部科学省中心に各地の教育委員会に統括され、各学校においては校長中心にピラミッドの形で形ついていきます。
国で決まった方針や各委員会で決まった方針に異を唱える教師の排除もあります。
ゆえに教師自身も長い物にまかれ体制に固定化されていきます。
心のノートはいわゆる教育勅語の問題と類異したものだという記事をも目にします。
ゆえに河合隼雄氏が文部省で役職にあり、学校教育へ広げていった教育は、統制社会へ子供を誘う事だと言う事でしょうか。
さらに産学協同と言う方針を1970年代に立てて、そのままその意識で突き進んだ学校教育は、産業に役に立つ人材育成をスローガンにしているため、競争ありきの教育はどんどん強く動いていきます。
産業に役に立つ人材とは、合理性が重要視されます。
つまり、無駄を省く、結果だけを求めるわけです。自分はいらない。ロボットでいいんです、生産をあげる為の人材なら。
だからロボットになれる子を育成してきた日本だったのでしょう。
当然、素の子供達は異常反応を来します。純粋故緒反応です。
そこに言葉を使ったカウンセリングと薬。
言葉は確かに大事なツールですが、今の政治を見ていてもわかるように、飾った言葉だけで中身のない言葉は、その場しのぎの嘘でしかありません。時間かせぎのごまかしでしかありません。
人が壊れるのは、破壊を生む社会システムに当たり前におかしいと言っての反応なのです。
西洋医学は対症療法に固執した治療法です。
どんどん足して問題を膨らましているように、原因からどんどん遠ざかっているようです。
今の社会現象も、原因を根本から見直さず、昔のままを維持するゆえに歪さはおさまりきらないのです。

子供達へ今何が必要か・・・
子供も大人も生き物なのです。
人間は生き物なのです。
生き物は胎内時計を持っています。
自然のリズムに身を委ね、あなたでいいんだと認められる存在意義を持つ事で、人は疲弊した意識から解放されます。
さらに生きる感覚を持つには明日への希望を持つ事です。
それには自らが創造し、想像することから始まります。
生み出すことが生きる事の本能だと私は強く感じます。

今生きる事さえ困難な子供たちが生まれています。
あなたを尊重されなくてどうして夢を持つ事が出来るでしょうか。
あなたの夢は・・・職業をいう子供が増えました。
けれど、職業=お金を生み出す事が夢なのでしょうか。
夢はもっと優しく、もっと純粋な創造で、可能性に満ちているものでしょうに。
壊れ行く日本、世界の中に私たちは今日も生きています。
その中で、もっと純粋にあなたの存在を認め、尊重しあえる場所がある事が救いだと思います。

そこを私は里山に、里海に見つけました。
生き物の存在を互いが認め、そうぞうを生み出すことを始めませんか。

アゴラ子ども美術工場は、その一つの居場所だと私は思います。

2016年8月13日土曜日

講演会のお知らせです。
定員50名です、お早めにアゴラにお連絡ください。

2016年10月23日(日)13時半〜16時半
今だから聞いてほしい

伝え、ひきつぐ
山田 真 / 藤原辰史 『子どもと菌と戦争史』

アゴラは開設 19 年。表現者、子ども、おとなが里山(千羽)と里海(琵琶湖)を行き来し、交流を深めてきた。里山(静 岡県掛川市千羽)里海(滋賀県長浜市湖北)の自然環境とそこに息づく生き物に包まれながら “そうぞう” の扉が 開くことを願ってきた。*“そうぞう”=想像と創造 子どもたちは、美術家、生き物の研究者、物語作家、建築家、 アニメーター、演劇家、デザイナー、エンジニア、へと羽ばたいた。世界に活躍する光の作家、高椅匡太のワークショッ プ、鳥類観察家池田のレクチャー。子どもたちは夢を膨らませ、夢中に関わった。はないの小説や絵は、女性(主婦) のゆたかさを感じさせ、夢は実現することをしらせた。目の不自由さを感じない鳥居の作品は、圧倒的な迫力とユー モアーで人を感動させ、生きる意味を考えさせた。人は皆を”あなたでいいんですよ”と個の尊重を感じ、いろんな人間との交流が社会のダイナミズムを形成することを知った。しかし、社会の変化は、私たちの思いとは逆に、社会に役に立つ事を強いて、個の”そうぞう”を窮屈に拘束しはじめた。子供達も教育や社会の窮屈さに悲鳴を上げている。こんな中。山田真さんと藤原辰史さんの対談は、きっと私たちにこの先を示唆し、生きる勇気を与えてくれる事でしょう。

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再度記事UP

今だから聞いてほしい。伝え、ひきつぐ。
  講演と対談

 
山田真(小児科医)+藤原辰史(農業史)

“自然とこども”パート3 

『子どもと菌と戦争史』


開催日: 2016年 10月23日(日)13:30~16:30
主催: アゴラ子ども美術工場  静岡県掛川市千羽1679
   tel/0537-27-1428 agoraart@thn.ne.jp
定員50名/参加希望の方は事前に連絡をお願いします。

山田真先生と藤原辰史先生の御本です。

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上記講演会をアゴラでは企画しました。
是非多くの方に参加していただきたいのです。
というか、この講演会は大事な講演会だと私たちは思い、形にしました。

丁寧に大事に生き、ずっと弱い人たちの側に寄り添い支援してくださってる小児科医の山田真先生は、福音館「母の友」に39年間”小児科「つれづれ草」 ”に掲載されていました。
私も時折読んでおりました。私の知らない子供を取り巻く医療の事を聞きたくて読んでおりました。
けれど、今年4月からのこの連載には、違う空気が見て取れました。
山田真先生は、『・・・ぼくには腹の立つこと、悲しいことなどがいっぱいになってはちきれそうです。』と本文中に語っています。
それから戦中、戦後の時代を紐解き始め、医療から離れ、ひとりの先輩の大人として時代の空気を語っています。私たちの戦争史を紐解いていらっしゃいます。
医者の先生が、戦争を語るとはどういう事でしょうか。

それほどまでに、今危うい状況を大人の手で作り上げ、将来ある子供達の未来を破壊する行為を続け、目に余りすぎるのです。

私も今の社会に苛立ちを感じています。さらには不安と恐怖とでたらめの政府や大人の行為が当たり前に横行していることにどうすればいいかを考え、私も私なりに負の歴史を紐解いています。
そんな中、SEALDSやママの会の立ち上がりにより、学者たちが一生懸命声を上げていることを知りました。そこに藤原辰史先生はいらっしゃいました。京大有志の会の一員として・・・

藤原辰史先生は、戦争史と農業史を勉強されている先生です。
先生の著書は面白い視点で書かれています。
「ナチスのキッチン」や「ナチスの有機農法」等・・・ナチスと相反するいい言葉であるキッチン、有機農法・・・繋がらないものが繋がった。
その本を読むと、ナチスは怖いイメージだけでなく、優しい空気を醸し出し、いい雰囲気を醸し出し民衆に近づいていったのです。
ですから、悪党が悪党と存在しているのではなく、善の顔をして近寄り、民衆の中に入り込んでいったのです。
そこを探る先生の御本からは、大変今の時代と似ていて、そのことと照らし合わせて読み取れるのです。
藤原先生は、アジテーションなく、当たり前に清々しく戦争史を語ります。
ごまかしや誘導などなく、本質を丁寧に伝えてくださいます。
その空気は、山田真先生の空気と似ています。
真面目で、濁りなく、そして純粋で、相手を上下で判断せず、いつも同じ線上にいらして、一人一人に向き合います。

この時代には、いろんな方が表に出てきます。
ナチスもいい人でした・・・あの頃のドイツ民俗にとって。。。
誰がいい人?何が本当?
そこにいつも純粋な目線で物事を見続けた人がいます。アゴラの先生です。
アゴラの先生は、学生時代からかわりません。権力に屈しない。そして子供を守る。その目線。
ずっと省いた生き方をされています。
その先生は、今この時代にいて、伝えの時だと言います。

どんな時代になろうとも僕は動じない。戦争が起ころうとも、地震が起きようとも。。。
なぜ?と聞きますと、・・・
どんな時代になろうとも、僕たちの目指す生き方は同じ。子供を大事にするんだよ、大人はね。
まず子供なんだ。
大人の生活よりも子供一人一人を大事にできることが未来を作る。
それにつきる。
と・・・

先生はいろんな方と知り合い、出会い、いろんな事をしてこられました。
今、世の中は危う空気が充満しています。
その中で、今やるべき事がある。

それがこの講演会を企画し、実現させる事です。

この講演会に是非ご参加ください。
私たちのさきは、丁寧に大事に生きる人たちの繋がりに存在すると確信します。e0253482_1361879.jpg
この時を大事に共有してくださる方に来ていただきたいのです。

早いですが、情報を発信します。
一人でも先の生き方を考え動き出す人たちへ伝えます!

二人の対談を生でお聞きください。

10月23日、アゴラはフジバカマが満開。アサギマダラに出会える事でしょう。


*チラシ出来上がりました。全国に配信します。