この日は、女川で第一保育所の梁取先生、遠藤先生のお話をお聞きしていました。
仮設への移行、8年計画の復興計画案など個人個人へのしかかるさまざまな問題が新たに生まれています。女川の豊かな自然の恵み、その中で生き生きと保育をなさっていたお二人のお話は魅力に満ちていました。そして震災の生々しい状況を淡々と語る梁取先生、遠藤先生、何もかもを失いながら凛と話すお二人に圧倒されていました。
仮設への移行、8年計画の復興計画案など個人個人へのしかかるさまざまな問題が新たに生まれています。女川の豊かな自然の恵み、その中で生き生きと保育をなさっていたお二人のお話は魅力に満ちていました。そして震災の生々しい状況を淡々と語る梁取先生、遠藤先生、何もかもを失いながら凛と話すお二人に圧倒されていました。
6/27~28
カメパオは下部の部屋のサイドに細長く置き、子ども達が”カメパオ”と呼び遊んでいた。それは,カメパオが生まれる前くるみ幼稚園でこども達が作ったカメパオを思い浮かべた、子ども達は5月に設置したカメパオを見ていないであろうからこれがカメパオです。ダンボールの空間、連結したダンボールのつぶれて出来た隙間、どこも無駄にせず、自分たちの居場所にしています、スポッツと心地よさそうにその空間にはまって本を読んだり、おもちゃで遊んだり、人形を抱えていたり、ごろんと寝そべって横になる。心地よさをちゃんと子ども達は知ってるようです。このカメパオを持ち込んだT先生は、カメパオを作った我々の思いをちゃんと受け取ってくれ、女川のカメパオのカメパオ使いになっていました。カメパオは被災地女川で生きていました、カメパオとの再会は何とも言えない感激でした。子ども達がカメパオの中で穏やかにいました。リフォーム用のカラーガムテープやひも類をT先生にお渡ししてきました。
(shibutare )
(shibutare )
“KAMEの翼”プロジェクト
カメの翼プロジェクトでは、時代を創造する、若者の羽ばたきを支援するシステムをつくり、プロフェッショナルな世界へ羽ばたいていく若者に、自分が思い描いていることを、思い切り試す機会と実験場(環境)を提供します。
今、あまりにも速すぎる時代の変化に息切れし、失いつつある、“ゆったりと生きる実感”を取り戻すプロジェクトでもあります。小さな事でも、どんなに時間がかかっても、一つ一つを大切に、ゆっくりと自分の思いを実現していく“誕生-成長-羽ばたき-一生”を見据えたプロジェクトにしていきます。
“KAMEの翼”プレイベント
7月30日(土)9:00〜8月1日(月)9:00 Agoraキャンプ
8月1日 (月)〜8月28日(日)Agoraアトリエ滞在制作
8月12日(金)〜8月28日(日)原田俊太郎"GoldenSlumbers"女川・石巻の100日後11:00~19:00ギャラリー
8月13日(土)高橋、土井、大塚、原田の公開フリートーキング13:00~15:00(定員50名)
8月14日(日)サポーター・制作者交流会/"テラコッタ制作会10:00~16:00
9月1日 (木)〜9月30日(金)作品展示 11:00~ Agoraギャラリー
プレイベント参加者
プレイベントは、Agoraの子ども達とゆかりのある若い制作者,土井由紀子氏、大塚朝子氏の二人と、夢のたねプロジェクトを展開している光のアーティスト高橋匡太氏の参加で行います。どんな制作を展開してくれるか楽しみです。プレイベントは、7/30~8/1のAgoraキャンプに参加し、その後、Agoraのアトリエで滞在制作を開始します。制作期間は1ヶ月とし、9/1~9/30までのあいだAgoraに併設されたギャラリーで滞在期間のドキュメント発表ならびに制作物や資料などの展示を開催します。展示終了後には、プレイベントの記録集も発行します。なお、プレイベントでは参加者のフリートーキング(8/13)も行います。これには、翼メンバーで東北石巻、女川の被災地に入り、1ヶ月以上にわたりボランティア活動をした、KAMEの翼メンバーでロボット工学を学ぶ若者、原田俊太郎もフリートーキングに加わります。そして、8/12~8/28の期間中、原田が現地で撮影した写真5000枚の中からレポートと合わせた展示を行います。
プレイベント参加者コメント
高橋匡太Takahasi Kyota/1970年京都生まれ
まだカメパオもこの世になかった頃の話。僕の背中に「KAMEの翼」が生えた
のは僕がまだ学生だった頃、渋垂さんや浩大さんと一緒に、発電機背負って8ミリ映写機を手に、町のあちこちに自作アニメを写しながら、夜の島田の街をぶらぶら移動映画会した、18年前(!!)の夏でした。思い切り試させてもらって、一緒にみんなで楽しんだ。何かをつかんだその実感が、その後の僕の活動を支えているといったら大袈裟だけど、いつも大事な時に「あの夏」を思い出します。さーて、こんどは一緒に何をしようかな?
大塚朝子Otsuka Asako/1984兵庫県生まれ
私がAgoraに行ったのはこれまでに2回か3回です。なのになんだか懐かしくなるから不思議です。
工作が大好きで、一人で意味不明のもの(自分にしか意味がわからない類いのもの)を作っていた自分の幼少期を思い出すからだと思います。
今回、私はAgoraでの8月で
- 「粘土」で作る作品
- 「しかけ」を使う作品
を作ろう!という2つの大まかな事しか決めていません。
Agoraという作ることへのきっかけや、考える時間が潤沢に転がっている場所で滞在・制作できることはとても贅沢な事だなぁ、と感じています。 どんな作品ができるのか、どんな会話が交わされるのか、、わくわくしています!
土井由紀子Doi Yukiko/1981京都府生まれ
私は、大学を出てからはこども相手の仕事をしてきました。その間、私自身の制作はストップしていました。それまでを思い返すと、日々暮らす中で、あぁ、これは忘れたくないな、これからも持ち続けてゆきたいな、というものが手持ちの袋の中にたまった時、それを形にしてきました。この間に袋の中にたまってきた小さなかけらを一度見つめ直し、今回の制作にあたりたいと思います。この機会をありがとうございます。
0 件のコメント:
コメントを投稿